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あなたはいざ、オナホを使おうとして、とても手がべたつく経験をしたことがあるだろうか？おそらくほとんどの方が経験していると思われる。機械油のような匂いも相まって、不快に思うこともあるだろう。当記事では、オナホからオイルが滲んでしまう現象「オイルブリード」とうまく付き合っていく方法を解説している。
目次
オイルブリードってなに？
この説明をする前に、まずは素材の話が必要になる。オナホには大抵、「TPE」という素材が使用されている。「TPE」とはサーモ・プラスチック・エラストマー(Thermo plastic elastomer)の略称だ。とても簡単にいうとゴム弾性を持つ高分子だ。
高分子とは大元の原子が大量にまとまっていて、繰り返し結合して化合物となったものを指す。大量の原子の塊と思っていただいていい。
そして、エラストマーは高分子の総称である。
こういった高分子の集合体(物質)をポリマーと定義している。「ガラスポリマー」や「ポリマー加工」など、耳にしたことがある方もいるだろう。
逆に低分子のものは、水や空気、砂糖や塩など単純構造なものが代表される。とても小難しい話になってきたので、分子のお話はここまで。
「TPE」に話を戻すが、熱可塑性(ねつかそせい)エラストマー＝「TPE」は柔らかさを出すために、生ゴムに添加剤やオイルを使用している。そのオイルが表面ににじみ出る現象のことを「オイルブリード現象」という。
「ブリード」ってなに？
ゴム表面に液体がにじみ出ると「ブリード」、結晶化した固体のものが表面に表れることを「ブルーム」という。よく、チョコレートの箱の裏面などに記載されている「ファットブルーム現象」は、チョコレート表面に脂質が固まって表れる現象だ。
オナホではオイルブリードという現象とはなかなか切っても切れない関係性にある。柔らかさそのものがオイルの配合量によることがほとんどなのだ。ダンボールや紙など、水分がにじみやすいものに特に顕著に表れる。
オイルブリード現象対策。どう向き合うか
オナホを使用していると付きまとってくる「オイルブリード現象」。特にソフトタイプのオナホでは実感することが多い。これは前述しているが、柔らかさを出すためにオイルの含有量が多いことからである。
オナホの使用時もだが、保管時にも気を遣う必要がある。ではどのような手を打てばよいのか。
ベビーパウダーを使用する
使用後、オナホを洗浄する。そして水気を完全に取り除いてから、ベビーパウダーを適量手に取り、オナホに刷り込む。刷り込んでいく段階でべたつきはかなり低減していくことが実感できる。ボディーソープやお湯で洗浄して、タオルでどれだけ水気を切っても、鼻を近づけると機械油のような匂い…そして手のべたつきは消えない。ところがベビーパウダーを刷り込んでいくと匂いとべたつきはかなり低減する。仕上げにおもちゃ袋に入れて保管するという流れだ。
もちろん長い時間放置しているとまた「オイルブリード現象」に見舞われる。これだけはどうも防ぎようがない。使用前にも洗浄し、ベビーパウダーを刷り込むくらいしか策が無さそうだ。
ハードタイプのオナホを選択する
ハードタイプのオナホにも「オイルブリード現象」は全然ありえる。しかしオイルの含有量がソフトタイプに比べて少ないことから、現象が生じた際に出てくるオイルはかなり少ない。全く無いというわけではないので「対策」とは違うが、「オイルブリード現象」をなるべく最小限にしてオナホを楽しみたい場合、ハードタイプの選択というのはかなり有用だと感じている。
実際私がそうだ。ソフトタイプも所持していて、ベビーパウダーを塗りたくっているが、お気に入りはハードタイプのオナホ。理由はもちろん、「オイルブリード現象」の少なさと匂いが少ないからである。
まとめ：彼女(オナホ)と付き合うあなたに名言を送ろう
完全なるまた聞きではあるが、妙に納得した言葉がある。それは「彼女(オナホ)の愛液だと思え」という言葉だ。これはわりと的を得ているような気がしてならない。愛液は時に匂いがきつく感じる場合もある。しかしそこは愛する彼女。匂いすら、べたつきすら愛すべきなのだ。
多少不快な匂いがしようが、べたつきがあろうが彼女(オナホ)はあなたの性欲を満たしてくれる。その代償は安くみるべきである。それが嫌なら手で済ませればよい。しかしよりよい快感を得るために支払う対価として、匂いとべたつきがあると思うと全然乗り越えれる壁と感じてはこないだろうか。
快感を求めるにあたって、匂いとべたつきはそこまで大きな壁ではない。対策を講じれば低減するのだ。愛する彼女(オナホ)のお手入れはかかさず行うこと。これは男性諸君に課せられている義務である。
