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真っ赤なテンガ・オリジナルバキュームカップ。そして青いプレミアムテンガ。どちらも本体には「オリジナルバキュームカップ」との記載があり、見た目だけでは色以外の違いがわからない。今回は1回目はプレミアムテンガ、2回目にはテンガ・オリジナルバキュームカップをそれぞれ使用し、使った感覚と実際に中身を分解してどのように違いがあるのかを比較してみた。TENGAのカップホール選びの参考にしていただければ幸いだ。当記事ではカタカナのテンガ=テンガ・オリジナルバキュームカップとする(赤い方)。※感触、感覚についてはあくまで個人の感想です。
目次
テンガとプレミアムテンガの使用感
使用順の都合上、先にプレミアムテンガから解説する。
プレミアムテンガの使用感
まずはプレミアムテンガの使い心地から。半立ちでもある程度挿入できるほど挿入感は滑らかだった。挿入も容易でスムーズに入っていく。前半部分はとにかく竿にヒダが絡みついてくる。挿入中の圧迫感はほとんど感じない。中間部分でやや締め付けられる感触があるが、息苦しさは感じない。ストロークをすると特に中間部分からカリ首への、横ヒダ系の主張がある。中間部分の刺激の比重が高めだ。後半部分は深く挿入するとなんとなくイボ刺激を感じるがプレイ中、奥にあまり刺激を感じなかった。意識すると微かに感じるといた具合である。
まとめると以下の様になる。
・半立ちでも挿入可能
・挿入は滑らかでスムーズ
・圧迫感はほとんど感じない
・前半は絡みつく(竿に作用する)
・中間は横ヒダ系の刺激(ストローク中は特にカリ首への作用)
・最奥部にはイボ系の刺激(ここはあまり刺激を感じなかった)
・中間部分の刺激の比重が高く、最奥部のイボがあまり目立たなかった
テンガ・オリジナルバキュームカップの使用感
では次にテンガの使用感を説明していこう。前半部分から締め付け感がしっかりしている印象を受けた。しっかり立たせないとかなり挿入しにくい。圧迫感があるので立たせてもグッと挿入しないと入っていかない。プレミアムテンガを使用する前はこんなものかと思っていたが、プレミアムテンガを使用してより窮屈さを感じるようになった。刺激は前半部分は亀頭から竿にかけて柔らかいブラシで撫でられている感覚がある。中間部分では横ヒダ系の刺激があり、最奥部にはイボ刺激がある。ストローク中は主に竿へのブラシによる刺激、そして中間部分でカリ首への横ヒダが引っかかる刺激、奥のイボも亀頭へちょっかいを出すのを忘れない。
まとめると以下の様になる。
・しっかり立たせないと挿入しずらい
・しっかり立たせても挿入しずらい
・圧迫感がある
・前半部分でブラシに撫でられるような感覚(竿~亀頭)
・前半部分ストローク中は竿にブラシの刺激が作用する
・中間部分では横ヒダ系の刺激(ストローク中はカリ首へ作用する)
・奥のイボは亀頭で感じれる
テンガとプレミアムテンガの使用感比較
テンガ | プレミアムテンガ |
---|---|
・しっかり立たせないと挿入しずらい ・しっかり立たせても挿入しずらい ・圧迫感がある ・前半部分でブラシに撫でられるような感覚(竿~亀頭) ・前半部分ストローク中は竿にブラシの刺激が作用する ・中間部分では横ヒダ系の刺激(ストローク中カリ首へ作用) ・奥のイボは亀頭で感じれる | ・半立ちでも挿入可能 ・挿入は滑らかでスムーズ ・圧迫感はほとんど感じない ・前半は絡みつく(竿に作用する) ・中間は横ヒダ系の刺激(ストローク中カリ首へ作用) ・最奥部にはイボ系の刺激(あまり刺激を感じなかった) ・中間刺激の比重が高く、最奥部のイボが目立たなかった |
テンガでは全体的に圧迫感を感じる。逆に言えば締め付け感が強めで刺激的ということだ。
プレミアムテンガの方がどちらかと言えばまったり系に近い。しかしちゃんとした刺激もある。ささやかな締め付け感はゲルの厚みを増やしたことによる影響である。
テンガとプレミアムテンガの内部構造の違い
では、実際中身はどうなっているのか。この項ではテンガとプレミアムテンガの中身をバラバラにして、それぞれどの様な違いがあるのかをみてみる。プラスチック、ウレタン、エラストマー(ゲル)と分けていき、内部のディティールについても触れていく。
プラスチックケースの違い
上の写真を見てほしい。手前にあるお皿は真っすぐ横並びにするために置いたものである。要するに全く同じ距離感(奥行き)で撮影しているが、右側のテンガに比べて、左側のプレミアムテンガの方が挿入口から見るとクビレのスタート位置が早い。ちなみに下が挿入口側である。プラスチックケースの違いで言えばこれだけだ。
ウレタンの違い
こちらは中のウレタンを取り除き、ハサミで切ったものだ。右側がテンガで左側がプレミアムテンガだ。分厚さの違いがある。テンガの方がウレタンが分厚い。触った感じもテンガがフワっとしていて、プレミアムテンガがギュっとしている。
エラストマー(ゲル部分)の違い
エラストマー(ゲル部分)をカットしたものだが、これにも違いがある。上がプレミアムテンガで下がテンガだ。並べてみると上のプレミアムテンガの方がエラストマー(ゲル部分)が分厚いことが確認できる。ウレタンを薄くし、ゲル部分を厚くすることにより圧迫感の緩和に貢献している。これはウレタンの方がゲルよりも硬い感触となるためである。
内部のディティールの違い
こちらはカットする前のエラストマー(ゲル部分)だ。内部のディティールの違いもある。右側がテンガ、左側がプレミアムテンガとなっている。写真の下の部分が挿入口側だ。前半のブラッシングゾーンではゾーンの幅が違う。写真では非常に伝わりにくいのだが、左側のプレミアムテンガの方がヒゲが少々長い。これで絡みつきを表現している。そして中間のリブの部分。いわゆる横ヒダと同じ役目だが、左側のプレミアムテンガの方が粗く、右側のテンガの方が細かい。
そして最奥部のイボ群にも違いがあるのだ。イボの数が左側のプレミアムテンガの方が多い造りとなっている。
まとめ
以上でテンガとプレミアムテンガの違いを比較してみたが、こうして見てみると案外違いがわかる。プレミアムテンガが人気の秘密がわかっただろう。この違いにより挿入感から使用感まで様々な変化がもたらされている。今、もし購入するなら個人的にはプレミアムテンガをおすすめしたい。挿入のしやすさはバットの萎え方にも影響が出る。最初から最後まで楽しむには出鼻をくじかれてはいけない。価格差も100円程度なので、今からTENGAのカップホールを買うぞとなった時にはプレミアムテンガを選択しよう。